天丼いもや

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10年以上続いた神保町への勤務の最終日。昼食をどこにしようかは結構迷った。

いくつかの店には、少しずつ「さようなら訪問」をすませておいた。グラン、スパゲッティキング、近江や、チャントーヤ、エチオピア、六法、アボカフェ。今荘にも行ってみたけれど「うな重3000円」という札を見てあきらめた。ちょっとお財布に厳しすぎる。

神保町に勤務しなくなっても、神保町で食事をすることは可能なわけで、今回食べ逃してもまた食べにくることはできる。グランとか、さぼうるとか、エチオピアには折を見て(グランデにくるときとかに)遊びに行こう。

そんなことを考えて「神保町最後の昼餐」には「天丼いもや」を選んだ。少し時間をずらして訪れたのに、数人が立って待っていた。このところ揚げ物がお腹に厳しかったり、自分が油臭くなるのがイヤだったりで来ていなかった。10年ぶりとかかもしれない。

カウンターの中では若い男性がてんぷらを揚げていて、年配の男性がお茶、女性が洗い物をやってる感じ。年配の男性さんはその昔は「カウンターの中の若い方の人」だった。

高校生のころに神保町に遊びに来るようになって、一番お世話になったお店がいもやだと思う。そう思いながら天丼を食べているうちに、キッチンジローもそういう位置づけだったなと思い出した。人と会ったり、歯医者に行ったりする用事のない日に「スタミナ焼+クリームコロッケ」を久しぶりに食べに行ってみようか。