Muppets Most Wanted、観た

Regal Town Center Stadium 16 & RPX

公開日(3月21日)からずいぶん経っていたにもかかわらず、初日の宿泊先から車で5分くらいの劇場(ジョージア州ケネソーのRegal Town Center Stadium 16 & RPX)で上映しているという幸運。10時間以上のフライト(と3時間以上のトランジット待ち)の後に観る元気はなかったものの、もう一度同じホテルに滞在する行程を組めたので10時近くから始まる最終回を鑑賞。

Regal Town Center Stadium 16 & RPX

日本で劇場公開される雰囲気を感じられないので、劇場で観られたことだけでいうことなし。

以下、ネタバレの可能性あり。

前作のように上映開始から5分もせずに「これは名作」と震撼するような内容でも、数多ある「作らないほうがよい続編」でもない。ウォルターの見せ場は少ないながらも適切に用意されていたし、ミス・ピギーカーミットを見分けるところも微笑ましい。

主要キャラクターそれぞれが活躍するところが思いの他少なかったような気はする。それなりに説明が必要な物語ではあったと思うけれど、お国柄ネタやゲストのための時間が案外多かったのではないか。別にフランス人が出てきたり、スペイン風アレンジの楽曲を使ったりしなくてもよかったんじゃないかな。

ゲストは全般にやり過ぎ、ふざけ過ぎではあるんだろうけど、こういうのは大げさにやらないと面白くならなくて、この映画がちょうどいいくらいなんだろうとは思う。あとは好みの問題(僕としてはギリギリセーフくらい)。セリーヌ・ディオン、すごい(呆れながら)。

前作終盤で持ち上げまくったマペッツを、きっちり正しい位置に修整することがこの映画の最大の目的だったのかもしれない。その目的をしっかり達成しつつ、多彩なゲストと素敵な音楽の愉快な映画になっているのだから、十分な成功と言っていいんだろうと思う。

もったいぶった評価になっているのは、やっぱり前作があんまりにも面白かったから。ウォルターを大画面で観られたのはありがたかった。彼は本作でも非常に愛くるしい。